こんにちは。
盛岡、本宮 hair discovery
ヒットミーです。
一ヶ月に一度、
中学生の息子さんのカットに来てくださる石山さん(仮名)が、
帰り際に...
「ひとみさ~ん。
私、そろそろ染めなきゃダメですよね~!?もう...白髪が...。
染めなきゃ、ダメですよね??」
「石山さん。前に来ていただいてから、3ヶ月以上経ってますよ~。
もし気になってるなら、染めましょう!
明日、これますか?」
「ん~。
忙しいから、いつ行けることやら....。(てへぺろ)」
私は、このとき
彼女が本当に言いたいことを見抜いた!!
(たぶん。)
(さては、また市販カラーをする気だな!?)
そう。
石山さんは、以前からず~と市販カラーやってました。
今は、美容室で染めていますが...
忙しくて 本当に来たくても来れないんですよね。
わかります。
僕も、子供3人いますが
本当に、超大変ですもん。
自分の時間なんて パパもママも 思ってるほど作れないっすから。
とりあえず、最優先「白髪なんとかしたいけど、美容室行けないパターン」
「石山さん。この流れだと、市販カラーやっちゃいそうなので...
もし、どうしてもやるなら、
約束を、2つお願いしますね。」
「私、約束守る。」
「簡潔に言います。
1、毛先にトリートメントつける、根元だけ染める。※毛先は、薬つけないで。
2、泡カラー絶対ダメ。クリームで。
念のため、もう一度言います。
泡カラー、絶対に使わないでください。
以上。
できれば、店で染めてくださいね。(ハート)」
「わかったわ。
あ~、パーマもしたいけど。
やっぱ、お店で染めようかな。
ごめんね、ひとみさん。
やっぱ...市販カラーってダメなのかしら?」
「石山さんに、罪はないです。」
カラーの薬の「パワー」を
火加減で例えますね。
※色味の話は置いといて。
ある程度、カラーを続けている「髪」を
肉に例えます。
例えば、こんな厚みの差がある肉を
全体を均一に
中までしっかり火を通して
おいしく
綺麗に
焼き上げる。と、します。
いきなり、強火で焼いたら
こうなるじゃないですか。
肉の薄いとこが、カラーをやり続けてダメージ受けやすい毛先です。
で、市販のカラーって
基本「強火」しかできないです。
それを、根元から一気に毛先まで塗るなんて
そんなん
こうですし
見ての通りなんだけど
根元の新しい髪って、例えるならこんな感じ。
毛先はトリーメントで、火の通りを気休めでも遮る感じです。
できるなら、時間差で焼いてください。
つまり、サロンカラーって
どうやったら、綺麗に全体を
焼き上げられるか?
毛先は、力の弱い薬でOK 。
1年後も、2年後も、カラーするなら
サロンカラーを、おすすめします。
色味のブレンド。
力の加減。
根元と毛先の対応は、当然違うわけです。
焼く時間、火の強さ、フライパン、金網、オイル、など
すべての行程、技術、道具、
ハイクオリティで時間内に仕上げる美容師さん。
焼き肉職人で言う、ゴッドハンド。
私は、
この肉を いきなり超強火で全体を焼いてしまう泡カラーが嫌いなんです。
毛先焦げた肉に、トリートメントはすでに遅し。
パーマなんて、夢のような話。
だから、
きつい言い方ですが、
カラーの薬って「ちゃんとした勉強をして」使うものだと思います。
偉そうに、すみません。
例えが、分かりにくかったら
すみません。
根元だけ、クリームで染めるなら
こちらでも
対応できる幅がありますが
毛先は、安易に染めないでください。
「ひとみさん、これ漫画にしたら売れそうですね。
わかりやすいですもん。
ありがとうね!」
忙しくて、白髪を染めたい方へ。
でした!
本宮の、漫画家美容師ヒットミーに
お任せあれ。
正しい知識が、綺麗な毎日を作り出すのだ!(^^)
それでは、また!