「状況は...!?」
「コブレッティ。
犯人は、人質をとってスーパーに立て込もっている!
要求は...、正しい頭皮の洗い方を
教えろと...!」
「...何?」
「俺の出番か...。」
「...なんだ、てめェは?」
「コブラ。これからスーパー内部に潜入する。
援護してくれ。
俺は、美容専門の刑事 ...ヒットミーだ。
ここの交渉は俺に任せろ。」
「オイ。こんな素人...どっから呼んできやがった?
こいつと、組めってのか?」
「盛岡市本宮、discoveryだ。」
「いや、どこだよ。」
「美容師ヒットミーさんだ。」
「だから 誰だよ。」
そして、
「動くんじゃね~!!」
ドンッ!!!
「朝も、夜もしっかりシャンプーしなきゃダメだろ!?強力なクレンジングシャンプーでよォ!!」
「ひ~~!!助けて~!」
ヒットミー&コブラは、犯人の死角となる
ジュースコーナーから回り込んだ...
「皮脂は敵だ!! 朝も夜も、シャンプーだ!!ガリガリこすってなァ!!
なあ、そうだろォ!?」
「....。」
ゴク... ゴク...
「ヒットミー。人質が多すぎる。
このまま、突っ込むぞ!
おまえの交渉術... 見せてもらおうか。」
「オイ。 勝手に飲むなよ。
万引きじゃねぇか。
まあ。...任せとけ。コブラ。」
「頼んだぞ...。コブラ、ヒットミー...。」
つづく。